過去最高のロケーションと参加者数と・・・スタック。

『某大手レジャー会社との合併吸収をするため、今後は一般団体への施設貸し出しを行わない方向になりそうだ。』と担当営業の方から聞いたのは、1月半ば。
今年の開催日の予約打診をさがみ湖ピクニックランドへ電話した時の事だった。
その方針がはっきりするのは7月頃になるとの事。
7月まで待って借りられるのであれば良いが、万が一駄目と言う事になるとそれから代替え地を探すのは、開催日を11月に決めている我がD-meetingとしては危険この上ない。

クラブミーティングで『とにかく新しい場所をみんな全力で探せ!』とメンバーに指令を出して数ヶ月後やっと見つけたのが、今回の開催地”服部牧場”だ。
ピクニックランドの方は最終的には、やはり一般貸しをしない方針になった聞き、先手を打って場所を探して大正解と胸をなで下ろしたものだった。

そして、この地に何度も足を運び開催のための交渉、新たなレイアウトでの会場運営計画などを練り迎えた2日間は終始快晴となったものの、前日の雨で牧草地の土は泥濘み4輪のスタックが続出。
長靴を履いたスタッフたちはニンジン振りに加え、スタック車の押し出しと休む暇無く走り回る。
そうやって終えたD-meetingは過去最高の参加者数1200人と平日開催とは思えない記録を作った。

今回の場所でD-meetingは4カ所目の移転となる。
第一回は青梅の河原『川井キャンプ場』、2回目から4回目が『東京サマーランド』、5回目から前回までが『さがみ湖ピクニックランド』、そして今回が津久井湖畔『服部牧場』。
出来る事なら場所の変更なしに同じところでずっと出来れば良いのだが、企業の諸事情に煽られ、その度に次の開催地が決まるまで気が気じゃない日々を過ごす事になる・・・。

幸い今回の服部牧場は個人の施設だけあってオーナーの一存ですべてお任せ頂けたので、準備から開催当日までこちらのわがままも聞いて頂き一見北海道を思わせる気持ちの良いロケーションの中で開催する事が出来た。

何度か現場を訪れレイアウトを練るも、よくよく見てみると予定していた放牧エリアの中は、羊と馬のお土産がそこここに・・・いわゆる糞と言うヤツである。
ずっとその場所をテントサイトとして計画していたのに直前になって大きくレイアウトを見直す必要が出てきた。テントエリア、出店エリア、2輪と4輪の駐車エリア・・・、まるでパズルをしているかのように上下左右に区画を割り当て、ひとまず安全な体制での配置をする事が出来た。

・・・が、開催前々日の日曜に雨が降る。
薪の搬入をしなくてはならなくなった為、雨の中夜に現場へ入り出店エリアに足を踏み入れると、ズボズボ〜〜。長靴を履いた足は足首近くまで埋まってしまった!
『オイオイ〜〜!これじゃ車入ったら大変な事になるぞ!!』
さらにテントエリアや2輪エリアを見てみると、そこまでは行かないまでも土が緩んでいて、草の上はとても滑りやすい状態だ。早速帰ってから、もう一度レイアウトを立て直し、翌朝の状態を祈る思いで迎える。

開催前日となる翌朝、現場は昨晩ほどでは無いが、やはり地面はかなり緩い状態。
何とか昼間の光で堅くなってまってくれる事を祈りながらも、出店搬入が始まった。

案の定。

スタック・・・の連発。
若干斜めになっている地形だから坂を上ろうとすると余計にスリップする。


やっとの思いで出店を向かい入れたらあとは参加者のバイクの転倒をフォローして行かなくてはならない。特に今回は2輪エリア担当スタッフは大変だったと思う。

ミーティングそのものの状況と言えば・・・。
2日間本当に天候に恵まれ後から後からバイカー達がやって来て、50を超えた出店長屋には多くの人が行き交い、先に書いたように結果的に1200名近くの人が集まってくれた。
1日目の夕方、会場を眺めていても平日に開催しているとはとても思えない盛況感を感じる。
嬉しい反面、『ヤベェ〜、でかくなり過ぎたかな・・・』とこの先の不安が正直、頭をよぎった。

始めた頃は『平日開催なんだし絶対500人なんて超える訳がない』と思っていたし、数回目を迎えその数字が500を超えた時も『まあ1000はどうしたって行かないでしょ。』的に考えていたのが、現実となった(なってしまった)今、自ずとこれからどうするのかと考えてしまうのだ。
始めたからには”継続は力なり”の如くトコトンまでやる!
そうはもちろん思うのだが、現実的には諸々の課題をクリアして行かなくてはならない。
会場収容キャパの問題、場所に寄ってはトイレ水場の問題、それらに比例して予算の問題、
スタッフ人員の問題、ミーティングの企画内容、主旨そのものの問題などなど・・・。
そして、これらに加えもう一つは、多くなった参加者みんなのモラルやマナー意識を信頼する上での開催としなくてはミーティングそのものが存続し得ないと言う事があるのだ。
幸い我がD-meetingではみんなが帰った後の最後のゴミ拾いでもタバコのポイ捨てひとつ見当たらないほどに来てくれたみんなひとりひとりが主催側の意向を理解し協力してくれているので目前の問題はさし当たってないのだが、今後はどうなるかは分からない。

人が増える事で ミーティングを通して伝えたい事が伝わりにくくなり、ミーティングそのものが知名度やイベント性だけで一人歩きしてしまう恐れは十分にあり得るのだ。
去年もやったから今年もやらなくてはならない。
10回も続けたんだから20回を目標に何としても続けなければならない。
そんな理由だけの為に続けていけるほど大人数のミーティングを企画運営するというのは、簡単なものでは無いのが現実だ。

これからのD-meetingをD-meetingらしく、D-meetingならではのモノとしてどの様に育てていくかが、D-RUSH MCとしても、主催者としても日本のバイカーシーンの中にあるひとつのイベントとしても問われる時期にさしかかっているのではないだろうかとマジメに考えるのである。

そしてそれは単に主催者側だけで解決出来るものでは無いという事をみんなに理解してほしい。参加者レベルの立場からも近隣住民や施設提供者に対して、最低限の気遣いや心掛けを無視してはならないし、ゴミ分別を初めとした環境への配慮、飲酒酒気帯び運転などは論外、安全運転で決して事故を起こす事のないよう無理な参加の仕方や仲間同志の助け合いも含めてちょっとマジメに考えてもらえるとありがたい。

形や内容は多少変わるかも知れないけれど、出来る限り続けて行くから。
D-RUSHがやるD-meetingの良さを沢山残しながら、数少ない平日開催ミーティングとして、
東京近郊での貴重なキャンプミーティングとして、みんなが集まって楽しんでもらえる場所を作っていくから。

だからみんな。
頼むね。

俺たちの居場所は主催者、参加者一緒になって俺たちみんなの手で育てて行こうよ。

 

怒濤の920カット!