VOICE

History of D-RUSH vol.2


そろそろ春の匂いが漂い始めた頃、記念すべき第一回目のメンバーミーティングが行われた。

発起人であるNABEを始め、総勢12人がそこに集まった。
テーブルを囲み、真向かいや隣ににいる者同士が『ども、初めまして。』と挨拶を交わす。
そう、この席に集まったみんなは、それぞれが、NABEの店の客ではあるが、その殆どが今日初めて顔を合わす。
NABEと共に発起人となった美容師のKTとSHが場を仕切り、まずは自己紹介。

その後、この集いの主旨を確認する。
『このクラブの名前はD-RUSH。良い感じでしょ?』と命名をしたKが口を開く。
続けて、
『みんな平日の休みだからさ。平日ツーリングとかキャンプとかしてみんなで楽みたいね。』
『特にリーダーは立てない。みんな平等でね。年齢も職業も関係なく、上下関係も一切無し。とにかくみんなで楽しめる様にお互いが出来る事をやって行こう。』

これが、産声を上げた当時のD-RUSHの活動方針である。
別段Motorcycle Clubという訳でもない、言ってみれば、いわゆる仲良しクラブ的な目的でこの世に生まれたのだった。


NABEが、今後どういう活動をして行くかの話に触れていく。
『月に一度はツーリングをしよう!』
『いつにする?』
『KTとSHが美容師だから、第3火曜とかが都合がいいんじゃない?』
『俺もその方が合わせやすいな』

そんな会話が進み、定例のツーリングは月に一度、第3火曜に行われる事に決まる。

『それと、毎月1回はこうやってみんなで、コミュニケーションをとるミーティングもやって行った方がいいね。』とNABEが続ける。

『じゃ、ミーティングはいつにする?』
『ツーリングが第3火曜だから、隔週と言う感じで、第1週目がいいんじゃないかな』
そんな会話が喧喧諤諤続き、クラブミーティングは第一日曜と決定した。

『なんか楽しそうな感じになってきたね〜。』

みんな、これから始まる自分たちのハーレーライフに胸を膨らませていた。


最後にNABEが締めくくった。
『今日決めた事は、どんな事があってもちゃんと毎月続けて行こう。
一度、まぁいいかと流してしまうと、それが癖になってだんだんやらなくなってしまうからさ。』と。

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その日から、俺たちはいつと言うことなくNABEの店に集まる様になり、ついでにナイトランと称し、
数名で多摩地区界隈を流したり、都内へ行ったりとD-RUSHとしての活動が少しづつスタートしていった。

そして、第一日曜日。
定例ミーティングが行われた。

『今日は背中に付けるマークをみんなで考えよう。』
『せっかくみんなで走るんだから、やっぱその方がかっこいいんじゃない?』
そんな提案のうちに、みんなそれぞれ自分がかっこいいと思っているモチーフを、言い始めた。
『やっぱスカルが渋いよね』
『バッファローとかどう?』
『フェザーも入れたいね』
『十字架とかはどうなの?』
『フレアとか入らないかな?』
またまた、喧喧諤諤みんな勝手な事を言いながら、楽しそうにしている。

『人間のスカルを身に纏うのは好きじゃないから、バッファロースカルにしない?それで、バッファロースカルにフェザーだと、よく見かけるから、左右に翼を広げちゃうなんてのはどうよ?』と俺。
『フレアはD-RUSHのところに使うとかさ。』

こうやってD-RUSHのマークが形になっていく。


俺はひとつ気になっていた事をみんなに言った。
『MCって文字はどうする?』
『MC入れちゃうと堅苦しくならない?』
『入れない方がいいな。』
と反対意見もしくは、どちらでも良いと言う意見だった。

俺はカラーとして背負って走るんなら、ちゃんと入れて、その分気持ちを引き締め活動するべきだろうとみんなを説得し、結果MCの二文字を入れる事になる。

そうなるとエリア名はどうするか。
”TAMA”か”TOKYO”か・・・。

『でも俺埼玉だし・・・』とその時、唯一都外だった俺が言う。

『じゃ、JAPANにしよ。これなら、この先どこに住んでいるヤツが入って来てもそのまま行けるし。』とSが言った。
『JAPAN?』
『そう、日本全国にメンバーが増えたら凄いと思わない?』

俺もその意見に賛成し『日本なんて、アメリカのチャプターエリア1個分位なんだから、そう考えると、それも悪くないな』と。



Motorcycle Club カラーとしての3ピースが決まった。



/// PRESIDENT KAMI ///
2011年02月14日(月) No.15 (HISTORY)

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